浅野内匠頭が預けられて即日切腹なされた田村邸の門が現存しております。杉並区方南2丁目の東雲寺です、安寿と厨子王の釜寺としても有名なのですが・・・この門から浅野の殿様が入り、ご遺体で出られたかと思うと自然に手を合せてしまいました、本堂にもお参りさせていただきました、なんだかとても赤穂義士に感ずるところがありました、やはり忠臣蔵は凄いです。合掌 立て札には『山門縁起』この山門は元禄の頃 芝田村屋敷の門にして浅野内匠頭是を通ると伝う。明治末三井総本家これを今井町に移し 元織田有楽斎如庵の茶室の表門となせるも 用うること稀なりしが為「開けずの門」と称すと 戦中解体保管しあるを昭和28年元男爵三井高松(襲名八郎右衛門)殿より当山に寄進せらる。因みに当山門は屋根瓦は 当初田村公の時 明治末三井家の時 当山に再建の時三種あり 釘は全く用いず組合せ式 門自体約五分内側へ傾けてある由 門扉開閉確実の為とは 古昔の工匠らの智恵に無限の敬意を表せんものを(一部文省略)昭和30年7月7日建立 と立て札に明記されておりました。